Campus Love~学内恋愛~
「いったいどんな子なんだろう?」



横についた女の子の話はそっちのけで、ユウキはただただサラのことを想像していた。



そしてついに、ユウキの横に座っていた女の子のローテーションの時間も終わり、サラも、自分がついていたお客の席から離れて、一度トイレの方に歩いていった。



営業時間はあと1時間を切っている。



周りのお客も少しずつ帰り始めた頃だった。



栗原先生も、カオリとずいぶん盛り上がっているようで、ユウキが話に割り込むすきはなさそうだ。



ユウキは、自分でタバコの火をつけて煙をふかしていると、突然、サラがユウキの視界に入って来た。
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