この結婚の行方は・・

圧力に屈した自分に
屈辱的な男の態度や言葉に
悔しくて、情けなくて涙が流れた。

少し落ち着いてから
丈太郎に電話して
「丈太郎・・会いたい。」
「穂乃華、すぐいく。」
と、言ってくれた。

タクシーで家につくと
丈太郎が門の前に立っていた。

丈太郎の姿を見て
穂乃華は、タクシーから
おりると丈太郎にかけより抱きついた。

丈太郎は、なにも言わずに
抱きしめ返してくれた。

力強く抱きしめてから
穂乃華を抱き抱えて
家に入って行った。

ソファーに座り
穂乃華を横抱きにして座った。

穂乃華は、丈太郎の胸に
額をつけてから
この優しい人を
愛してやまない人を
守ってみせると
改めて思いながら
「丈太郎、抱いて。」
と、言った。
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