この結婚の行方は・・
尚ちゃんと亜季ちゃんは、
やはり、大反対だった。
あまりの反対に丈太郎が
黙る程。
それだけ、私の事を真剣に
考えてくれているのが
わかって嬉しくて
にやけてると
丈太郎にデコピンされて
「また、嬉しい!!とか
思っているんだろう。
当たり前だからな。」
「だって・・・」
と、言っていると
「当たり前だ。
穂乃華は、
私達の大切な娘で嫁だからな」
と、尚ちゃん。
亜季ちゃんもうんうんと
首をふっている。
それでも安田の財力は
規模が違い過ぎる。
古河も足元に及ばない。
その事を改めて説明をした。
彼が、あの子の話をしたときに
苦悩な顔をしたのをみて
彼も安田の会長から
何かを言われているのではないかと
考えていた。
よくわからないが
彼女は、身体が弱いと言っていた。
彼女を診察してみないと
はっきり言えないが。
だが、彼女が突破口だと
思っている。
おじいちゃまは、
元々、丈太郎を可愛がっているの
だから、安田の問題が片付けば
問題はない。
私は、相澤総合病院が好きだ。
働いている人達も好きだ。
入院している患者さんや
病院を頼りに来てくれる患者さんを
護らないと。
私の大切で大事な
尚ちゃんや亜季ちゃん
大好きな丈太郎を絶対に護る。
お父さん、お母さん、
私をみていてね。
尚ちゃんと亜季ちゃんを
説得して
丈太郎を説き伏せた。
丈太郎は、泣いて暴れたが
尚ちゃんに一喝された。
「丈太郎、私が平気だと思っているの
私の身も心も丈太郎のものだよ。
丈太郎以外は、嫌だし
丈太郎しか愛せないんだよ
だから、私を信じて
私を早く丈太郎のお嫁さんにして。」
と、伝えた。
丈太郎は、私を抱きしめて
私の首に顔をうめて
「愛してる。
俺の全てをかけて。
世界で一番、穂乃華を愛してる。」
「‥‥うんっ‥‥私も。
愛してる。」
と、心から伝えた。