この結婚の行方は・・
祐而・・・
季織が電話にもでなくなった。
呉服屋に連絡しても
お嬢様より取り次がないように
言われております。
と、言われる始末だ。
いろんな事が重なったり
会長が手を回し
京都にも中々いけなくなり
抱くためにいた女まで
排除されていた。
その上、自分の気持ちが
わからず、穂乃華にイライラしたりで
季織にあたった事があった。
その日、季織に拒絶されてから
一切の連絡が取れなくなった。
病気で辛い思いをしている子なのに
俺は、なんてことを・・
それから、しばらくの間
一度も季織と会うことも話す事も
できなかった。
その間、たまに合う穂乃華は
俺の顔を見ると何か言いたそうに
しているが
俺は、相手にしなかった。