この結婚の行方は・・

その後・・・

私達は、それぞれ安田邸から退散して
帰宅した。

おじいちゃまとおばあちゃまと
安田の会長は、三人で話しがあるようだ。

丈太郎が季織さんを病院に
連れて帰るので
私は、一度、安田のマンションに行き
荷物をまとめた。

少ない荷物なので、
スーツケースに詰め込んだ。

詰め終わった時に、
  祐而が帰ってきて
「今まで、済まなかった。
それに、季織の事では
本当にありがとう。」
と、言われて
「あなたに、教えてあげたかったけど
季織さんと約束したから。
手術が成功して、皆で喜んでいる中
季織さんの事を一番気にやんでいる
あなたがいないなんて。
一体何をしたの?
季織さんに?」
「わからないんだ。
ただ、お前と暮らす前は
会長に腹立たしくて
そんな姿をみられたくなくて
季織に連絡をするのを控えた。
お前と暮らすようになると
お前と恋人の事で
イライラして、一度季織にあたったんだ」
「えっ、私と丈太郎?」
「ああ、俺には見せないのに
恋人にに甘えるお前に
なぜか、無償に腹がたった。」
「うそっ、祐而、私に惚れたの?」
と、言うと
「・・知らんっ・・」
と、プイとした。
「あはは、うそよ。
ちゃんと季織さんに
気持ちを伝えて、
心から好きになって貰いなさいよ。」
と、言うと
「ああ、ありがとう。」
「じゃね。またいつか。
あっ、病気になりましたら
相澤総合病院へ・・どうぞ。」
と、言うと
「なぁ、一度だけ
  抱きしめてもよいか。」
と、言われて
「嫌よ。」
と、笑いながら言って
私が、祐而を抱き締めると

祐而も、こわごわと
私の背に手を回し抱きしめた。

が・・・すぐに
腕を引かれて
別の胸に抱きしめられた。
「なに?最後に浮気?」
「なっ、そんな分けないでしょ。
丈太郎、季織さんは?」
「送ってきたよ。
今、親父が診察している。
もう、俺以外の匂いが付いた。
帰るよ、穂乃華。
消毒しないと。」
と、言われて
抱き上げられた。
「キャっ」
「つかまってて。」
「うん。」
と、いいながら振り向き
「安田 祐而さん。
今までありがとう。
これから頑張ってね。」
と、言うと
祐而は、苦笑いをして軽く手を挙げた。

それを見てから私達は、
安田のマンションを後にした。

帰ってから
お風呂に入れられて
丈太郎の思うように
抱き潰された。

明日は、病院休み・・・だけど・・

「ダメっ・・もぅ‥‥むりっ‥
   イャ‥‥ン‥フゥ‥‥ン‥」
「ゥン‥ほの‥っ‥か‥あいし‥てるっ‥」
何度も、突き上げられ
何度も、いかされて、啼かされ
声も出ずに、身体はぐったり‥‥‥
それでも、心は満たされながら
幸せ一杯の中・・・眠りについた。
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