BadをHappyに!?〜おとぎ話の世界に閉じ込められちゃった〜
「よし!なら、その侍女を別の人に変えちゃおう!」
ドロシーがそう言った刹那、二人は白い光に包まれる。
「どうして?まだ物語は始まったばかりなのに!」
シャーロットの疑問に答えが返ってくることはなかった。
目の前が、真っ白に染まる。
シャーロットとドロシーが目を開けると、そこは現実の図書室ーーーではなかった。
天井に届くほどの高い本棚には、たくさんの本が置かれている。しかし、二人の学園の図書室とは全く違った。
「えっ?ここは?」
シャーロットとドロシーが辺りを見渡していると、「guten Tag!Fräulein!(こんにちは!お嬢さん!)」という声が響いた。流暢なドイツ語だ。
二人が振り向くと、背の高い二人の男性がいた。二人とも現代では見たことのないチュニックなどを着ていて、手には「グリム童話集」を持っている。一人は無表情だが、一人は不気味なほどにこやかだ。
「あなた方はもしかして…ヤーコプさんとヴィルヘルムさんですか?」
シャーロットがそう言うと、二人は同時に「ja(はい)」と答える。無表情なのが兄のヤーコプで、にこやかなのが弟のヴィルヘルムだ。
ドロシーが「えっ!?ちょっと待って!」と驚いた。
「二人はずっと昔の人なんだよ?その人たちがなんで目の前にいるの?それにこの場所は何?」
ドロシーがそう言った刹那、二人は白い光に包まれる。
「どうして?まだ物語は始まったばかりなのに!」
シャーロットの疑問に答えが返ってくることはなかった。
目の前が、真っ白に染まる。
シャーロットとドロシーが目を開けると、そこは現実の図書室ーーーではなかった。
天井に届くほどの高い本棚には、たくさんの本が置かれている。しかし、二人の学園の図書室とは全く違った。
「えっ?ここは?」
シャーロットとドロシーが辺りを見渡していると、「guten Tag!Fräulein!(こんにちは!お嬢さん!)」という声が響いた。流暢なドイツ語だ。
二人が振り向くと、背の高い二人の男性がいた。二人とも現代では見たことのないチュニックなどを着ていて、手には「グリム童話集」を持っている。一人は無表情だが、一人は不気味なほどにこやかだ。
「あなた方はもしかして…ヤーコプさんとヴィルヘルムさんですか?」
シャーロットがそう言うと、二人は同時に「ja(はい)」と答える。無表情なのが兄のヤーコプで、にこやかなのが弟のヴィルヘルムだ。
ドロシーが「えっ!?ちょっと待って!」と驚いた。
「二人はずっと昔の人なんだよ?その人たちがなんで目の前にいるの?それにこの場所は何?」