BadをHappyに!?〜おとぎ話の世界に閉じ込められちゃった〜
「そうですね。なら、お茶を淹れてきます」

白雪が立ち上がり、小さなキッチンに立つ。

三人は楽しくおやつの時間を楽しんだ。



シャーロット、ドロシー、白雪の三人は、この学園に入学してきた頃から仲良しで、いつも一緒だ。そして、この三人はとても学園では有名な人物である。

「シャーロットちゃんは背が高くて美人で、ドロシーちゃんもきれい!白雪ちゃんは小さくてかわいい!」

男子たちは輪になってそんなことを話したりする。しかし、シャーロットたちは特に何も思ったりはしない。

シャーロットたちは、密かに「美少女三人組」と呼ばれモテモテなのだ。

「男子たち〜!そんなこと言ったって無駄よ〜!」

女子たちが、夢見がちな男子たちに酷なことを放つ。

「あの三人は、恋愛に興味がないから!」

女子と男子がそんなことを話している頃、三人は裏庭で魔法の練習をしていた。

「ヴィエーチル!!」

シャーロットが呪文を叫ぶと、風が起こりシャーロットの手に弓が現れる。シャーロットは弓を引き、的の中心に当てた。

「おお〜!!カッコイイ!!」

「すてきです!!」

ドロシーと白雪が拍手を送る。シャーロットは「ありがとう」と照れた。

ドロシーはポケットからキャンディーを取り出し、口に入れる。ドロシーが恋人を作らないのは、色気より食い気だからだ。
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