私だけの甘い狼

素顔

「おい。今日遅くなるから。」


そう私に伝言を伝えさっさと行ってしまった。



今は、放課後いろんな人が自由に動いている。


帰る人部活に行く人。




遊びに行く人。



私は、1人で帰る人だ。


いつも独りだから慣れてるけどね。



「ねね！美希ちゃん！バスケ見に行かない？」


そう声をかけてきた神子ちゃん。




「バスケ？どうして…あっ星斗くん鷹斗くんの部活かな？」




「そうそう！！」



「行きたい！！」



さっき星斗くんつまらないって言ってた。それに仕事ってバイトでもしてるのかな？



知らないことを知っていかなきゃ！



まずは、星斗くんの部活から！！



「美希ちゃん！見てみてー鷹斗カッコイイでしょー星斗とも結構息があってるんだー！」



神子ちゃんは、すごく知ってるな〜。



いつも1人って慣れちゃいけないしお父さんとお母さんにも心配させないで天国で笑ってられるように
知って仲良なってもう大丈夫って見てもらわないとね！



まずは、いろんなことを知って毎日笑顔で過ごさなきゃ！





「でも星斗くんが1番に楽しんでるように見えるねなんか笑顔がすごいね。」




「私は、鷹斗が1番に見えるけど美希ちゃんは星斗の方がいいのかー」




え？！どういうこと？



そんな時ちょうど部活が終わった。




「鷹斗！一緒に帰ろ！みんなで！」




「え？！神子ちゃん？私なら1人で平気だよ！鷹斗くんと…」




「いいの！今は、みんなで帰りたい気分なの！星斗もいるしね！」



ということなのでみんなで帰ることに。



「星斗！今日絶好調だったな！でもやっぱりまだつまんない？」




「いやつまんないっていうかやっぱりチームがさ俺を拒否ってるじゃん。」





なんの会話だろう？チームが拒否るってバスケってチームプレーなんじゃないのかな？




…わからない



「ねねね！みきちゃん！なんか部活とかしなくていいの？」



部活かー。私は、別にしなくていいし星さんや神楽さんに申し訳ないし。




「うん！しないよ！私は、帰宅部！」



「そっかー」



会話が終わってしまった。