私だけの甘い狼
「えっとーごめんね?持ち物を見た時この手紙読んじやって、美希ちゃんね?多分starさんっていうのは、私の事なの。だからこれからの事を話すね」



「あっ!はい。」



すごく綺麗な人…20歳くらい?




あの男の子は制服きてたから高校生。だからこの人は、お姉さんだろう。




さっきちらっと見えた男の人は、多分お兄さん。




お兄さんもすごくかっこよかった。



「あのね行くところがないのならうちに住みなさい。学校も、もしいいのなら転校しない?お母さんにはたくさんお世話になったの。私たちのことも頼って欲しい!」



転校?別に学校に友達もいないし…どうせ



「大丈夫です。でもお金…」


「お金は心配しないで気楽に暮らして?」


でもそれじゃぁ申し訳なさすぎる。なら…


「じゃあ家のお手伝いさせてください!」


ありがとう。そう言って女の人は、出て行った。



話によると熱が下がり次第学校に行くらしい。
勉学には励むようにと言われた。



今日はもう下がっているので明日から。




1日ゆっくりしていざ学校。



「これ!制服ね!あまだ揃わないかったんだけど制服だけは、揃えてもらったの!転校手続きも終わってるし!あと!星斗と一緒に行けばいいよ!同じクラスにもしてもらったから!」




とマシンガンのようにお話されたので頷き玄関に行く。




急いで玄関に行くとあの男の子。



「おい。行くぞ。」


頷いてついて行く。



一緒に職員室にもよってくれて教室にも一緒に来てくれた。



「転校生を紹介するぞー!座れー!ほら自己紹介」



苦手だ。目線。注目。すごく苦手。



「夢河 美希です。えっとその不束者ですがよろしくお願いします!」



シーン……



なんで?!



「不束者って笑笑嫁に行くんじゃないんだから。」



「てか可愛いー!」




え?おかしかったかな。



「とりあえず座れ。」



そう指示された、



結局私は、笑いものになる。



友達もいない。

早く家に帰りたい。



そういえば、お世話になるのに御両親に会ってないしお姉さんとお兄さんや星斗くんの家族の名前とか聞いてない。




今日何か買って挨拶しよう。
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