私だけの甘い狼
3時間授業ですぐに終わった。



星斗くんを無視して早く学校を出る。



やっぱり学校にいたくない。



近くのスーパーで少し高めのケーキを買って歩くんだけど1人だとどうしてもお母さんとお父さんを思い出しちゃう。



ダメダメ。頑張らないと!せっかく優しい人が住まわせてくれるんだから!迷惑のないようにしていかないと!








家に帰ると星斗くんが帰っていた。



「お前。どこ行ってたんだよ。心配した。LINEもないし連絡取れないし…大丈夫だったか?なにかなかったか?」



凄い心配性。



会ったばかりなのに。口調もクールだけど優しいんだろうな。



「大丈夫です!あの!今日星斗さんの御両親に会いたいのですが!平気ですか?」



なんでポカーンと口が空いてるの?



「いやまぁうん。今もういるから。こい。なんか勘違いしてるみたいだし」

勘違い?どういうこと?

とりあえずついて行く。


改めて思うがすごく広いお家だ。


それからリビングに行くと綺麗なお姉さんとカッコイイお兄さんは、椅子に座っていて



星斗さんと同じ制服を着た男の子と可愛い女の子と男の子が遊んでいた。



「お前。勘違いしてるから言うけど、あそこにいるの俺の親。」


そうして指を指すを方を見るとキョトンとした顔でこっちを見るお姉さんとお兄さん。




え?親?嘘!兄弟じゃなかったの!



「え?!親!!てっきりお兄さんとお姉さんかと思ってました。あのあらためてなのですがこれからよろしくお願いします!良かったら召し上がってください。」




「そんなに若く見えたなら嬉しい。なんでもわがまま言ってね?それとお母さんのお墓にも行きましょうね。あとあなたの荷物送ってもらったから。部屋は星斗の隣だからね星斗に案内してもらってね?」


と優しく笑う綺麗なお姉さん。

「お母さんには、沢山お世話になったから俺らに頼ってくれ。」

とかっこいいお兄さん。お二人とも優しい。

「ありがとうございます!」



そうして星斗くんが部屋に案内してくれてお話をしてくれた。



「俺の母さんは、星。って言うから。Stellsの星って俺の母さん。だからバレないようにstarって呼ばれてるんだ。それと下にいたのは、星輝。次男で


三男と長女は、双子。一応星波がお兄ちゃん。
星羅が妹だ。」




四人兄妹なことなど教えてくれた。


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