"好き"なんて言えない
「天然ってふわふわな感じの女の子でしょ?」
その気が無いのに相手を夢中にさせちゃうような...冷めてる私とは間反対な気がするけど

それでいて自分の魅力には気付かないというか、そんな感じの

理「まぁそこがななの可愛いとこ」
なんてリオくんはサラッと恥ずかしいことを言ってのける

そこは敢えて触れないでおこう

それから他愛ない話をしてたら気付けば家の前
「あれ?何で家を知ってるの?」

理「彼氏だからな」
笑ってはぐらかされる

まぁいいか
「ありがとう送ってくれて。楽しかった」
私が笑って言えばリオくんも笑顔になる

理「じゃあ、また明日な」
リオくんの発した言葉の意味を深く考えずに私は手を振って家に入る
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