"好き"なんて言えない
リオくんは少しムスッとして私を引っ張る

そんな所まで演技しちゃうの?
さすが恋愛のプロは違うなぁ

理「ちげぇよ。お前の思ってること...俺、独占欲はつえぇから」
ポンッとまた大きな手が私の頭に乗る

「どういうこと?」
ピンと来なくて聞けば笑ってはぐらかされる
この笑いはそれ以上干渉すんなってことなのかな?

歩いているとクラスに着く

理「じゃあな」
「う、うん」

何か急にカップルぽいフレーズに胸がトキメクのは少女漫画の見すぎかな?

「あれ?燈也くんは?」
燈「同じクラスだよ。あまり授業出てないから覚えてなくても仕方ないけどね」

燈也くんは少し切なそうに笑う

...私失礼なこと言っちゃった
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