"好き"なんて言えない
理「そろそろいんじゃね?」

軽~い感じの彼はそう言うと周りを見渡す

「すいません。ありがとうございました」
ハッとしてお礼を言う

彼からすればいつまでこの恋人ごっこをさせられるんだって思うだろうに...

理「困ってるんだろ?いつも告られて...」
「え、まぁ...そんな感じです」

どうしてこの人は困ってることを知ってるんだろ

理「俺も最近困っててさ、俺ら付き合ってることにしねぇ?」

いきなりすぎる発言に私は目をこれでもかと言うくらい見開く
理「女に飽きちゃってさ~」
何て軽く言う彼には私に対しての恋愛感情は微塵も感じられない

「でも付き合ってることにって...何をどうするんですか?」
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