"好き"なんて言えない
「...リオ、く、ん」
リオくんの名前を呟いて私はそのまま意識を手放した

そこで切ない表情をしてる燈也くんが居るなんて思わずに

パチッ
目を開けると保健室のベッドの上

それから布団に突っ伏して寝てるのは燈也くん?

サラサラしてる髪の毛が気になって触れてみる
燈「ごめん、寝てた...ッッ////」
急に赤くなる燈也くん

「ごめんね、起こしちゃって。それにありがとう。またお世話になっちゃったね」

燈「それは良いんだ」
まだ少し赤いままの燈也くんは目を合わせてくれない

「どうしたの?」
燈也くんの顔を覗くとまた赤くなる

熱でもあるのかな?
燈「そーゆうの、男にしない方が良いと思う」
少しぶっきらぼうな口調
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