【短】雨宮さん家の大型犬
「あー…そういえば、テーマパークがなんとか…?」
そう言うと。
しゅーんと倒れるわんこ耳ともふもふのしっぽ。
まぁ、そんなものは本当は付いてないんだけど、私には見えてしまうんだ、どうしても…。
「もー!ほらぁ!それがだめなの!誘われてんじゃん!」
「でも流したよ?」
「……なんて?」
「『素敵な彼女サンと行って来て下さいね』って」
「………」
「なに?」
「あこちゃん、格好いい!可愛い!」
ぎゅぎゅぎゅーっと力いっぱいに抱き締められて、私は息苦しさに思わず持っていたアイスで静人の頭をぽこんと叩いた。
「いたいよぉ、あこちゃん…」
「だって、苦しいんだもん」
そう言うと。
しゅーんと倒れるわんこ耳ともふもふのしっぽ。
まぁ、そんなものは本当は付いてないんだけど、私には見えてしまうんだ、どうしても…。
「もー!ほらぁ!それがだめなの!誘われてんじゃん!」
「でも流したよ?」
「……なんて?」
「『素敵な彼女サンと行って来て下さいね』って」
「………」
「なに?」
「あこちゃん、格好いい!可愛い!」
ぎゅぎゅぎゅーっと力いっぱいに抱き締められて、私は息苦しさに思わず持っていたアイスで静人の頭をぽこんと叩いた。
「いたいよぉ、あこちゃん…」
「だって、苦しいんだもん」