土砂降りの雨が降った日
キーンコーン カーンコーン


鳴り響くのは授業終了の合図


私はすぐさま少し離れた窓際の席へ向かう


彼女は帰りの支度をしていた


「ねえ、私今日クレープ食べに行きたい!」


「いいけど、急にどしたの?」


彼女は少し驚いた顔で問いかけてくる


「んー、なんか久々に食べたくなったんだよね」


「こんな真夏日に?」


今日は最高気温30度を超えていた。確かにクレープではなく、アイスやかき氷が食べたくなる日だ。


「別に真夏日でも、いーじゃん。美味しんだからさ」


私は説得を続ける


「お願い!一緒に行こ!」


「はぁ、分かったよ。じゃあ一緒に行こう」


「やった!」


私は彼女を説得し、ガッツポーズを決める


そして二人で笑いあいながら校門へと歩いて行った。
< 1 / 12 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop