佐藤くんはゆるい
次の日の朝。私は枕に顔を埋めていた。


(どうしよう…気まず過ぎる。朝、教室に
入ってどうする?おはようって言う?
いや、でも寝てるよね…。うーんどうしよう)


こんなことを考えて何分経っただろう。

朝ごはんを食べてもう一回部屋に戻ってきた

から…

寝がえりをうった、その瞬間に私の目に飛び込

んで来た時間それは…いつも家を出る準備を

するよりも10分遅い…。

ーーつまり、ヤバかった。
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