佐藤くんはゆるい
「良かった…また怖くなった?って…
美帆、手が震えてて…心配で。
だけど…美帆がしてくれたから…
俺も今すっごい幸せだよ」

彗が右手で私の頰を撫で

左手は私の手を握ってくれる

「美帆?俺からしていい?」

「い、いいよ」

彗の顔が近づき唇が重なる。

それはさっきとは違い少し大人っぽくて

「んんっ…け、い…」

私から自分のものとは思えない甘い声が

漏れる。

「んん…美帆、かわいい…んっ」
< 139 / 287 >

この作品をシェア

pagetop