佐藤くんはゆるい


「美帆…美帆はもう俺が嫌い…?」

「え……」

「答えて?美帆…」

「嫌い……」



「そっ…「な訳ないじゃん…嫌いになんて
なれないよ…」

「美帆…?泣いてるの…?」

「え?」

頰を触ると濡れていた。

「やだな…こんなとこで泣いちゃうなんて…」

椅子を移動する音が聞こえる

「俺が隠すから泣いて良いよ。
ここ外だし端っこだから見えないから…」

やめてよ…そんなに優しくしたら…
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