佐藤くんはゆるい
その話をした瞬間涙が溢れる
「美帆…」
背中を撫でてくれる。その手がなんだか
懐かしくて…悲しくて…
「その手も…その声も…
もう触れることも聞くこともできないって
思ってた。
高橋さんって呼ばれる事すらなくて、
とても辛かった…」
「ごめんね…本当にごめん…」
「距離置こうなんて言わないでよ…
私は元に戻りたい…ねぇ…なんで
あんなこと言うの……彗…」
あ…泣きすぎて名前呼ばないってこと
忘れてた…