佐藤くんはゆるい
「高橋さん!!おい!!」

瀬戸さんがまた支えてくれる。

あの時ーー遊園地の時みたいに足の間に

座らされて…

「せ…と…さん。ブランケット……」

瀬戸さんに貰ったブランケットが地面に

落ちていて、私は拾おうと体を動かす

だけど…体は瀬戸さんにハグされているため

動かない。

「は?!自分の心配しろよ!
お前が苦しむところ見たら…
お前のこと忘れられないだろ!!」

「ハァ…ハァ…わすれ…な、…いで…」
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