佐藤くんはゆるい
「良かった…」

「瀬戸!点滴と温度計!」

「ありがと、長田と高野……
高橋さん、寝て?」

「はい…」

瀬戸さんが私から離れ私の体を

ゆっくり倒してベッドに横にさせる。

その上に毛布を被せる。

「高橋さん、腕出して?点滴打たせてね〜」

木山さんに言われ腕を片方だけ出す。

「よし、打てた。それにしても冷たいな…」

「だよな…ちょっと体温測るな」

瀬戸さんが私のシャツワンピのボタンを
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