佐藤くんはゆるい

「ん。分かった。」

俺はひたすら高橋さんに大丈夫大丈夫って

声をかけ続けた。

悠一が背中をさすろうと触れたら

ビクッと高橋さんが酷く震えた。


「っ…や！いや…。ゴホッゴホッ…ハァ。
ごめんっ…ごめっ…ハァ…なかむら…くん
さとーくんもハァ…ごめっ…」

「ん。だいじょーぶ。高橋さん謝らないで
深呼吸、スーーハァーって俺の呼吸に合わ
せて。だいじょーぶだから。ね？彗も怒って
ないから謝ったらだめ。」