元姫と隠された真実Ⅱ



「沙羅、ジュース買ってきて~。」


「嫌だよ。裕也、いって来い。」


「えぇ~。めんどくさい~。」


なんて、いつもみたいに話している時に電話が鳴った。


「俺じゃない。」


透馬が言った。


「俺でもないぞ。」


涼が言った。


「俺でもない。」


要人も言った。


えぇ、だれの?


と思っていたら、私だった。


「あ、私だったわ。」


そう言うと、皆は笑って早く出ろと言った。


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