早熟夫婦〜本日、極甘社長の妻となりました〜
リビングダイニングに向かい、ラフなTシャツ姿でお酒とおつまみを用意している旦那様を見ると、自然に笑顔になる。
「ただいま~。ごめんね、ご飯食べてきちゃって」
「おかえり。全然いいけど、珍しいな。キョウが急に飯食って帰ることになるなんて」
意外そうな顔をしている彼に、含み笑いを浮かべつつ「ちょっとね」と返した。
そして、ビールと枝豆が置かれたダイニングテーブルに、お持ち帰りした牛丼をドンと置く。
「はい、牛丼。アタマの大盛りにしてもらったよ」
「ありがとう。つーか、よく知ってたな、そんな頼み方」
席についた尚くんは、またしても意外そうな顔をした。鬼頭さんのオススメを試しに尚くんにあげてみようと思ったのだけど、反応はいかがなものだろう。
「なんか、やたら嬉しそうじゃないか」
尚くんの向かいの椅子に座ると、さっそくビールで喉を潤した彼にそう言われ、はっとする。
うわ、私、今ニヤけてた? 鬼頭さんの可愛らしい一面を思い出していたからかな。気持ち悪いな、自分。
私は頬を両手で覆い、牛丼を頬張る彼を眺めつつ、今日のことをかいつまんで話す。
「ただいま~。ごめんね、ご飯食べてきちゃって」
「おかえり。全然いいけど、珍しいな。キョウが急に飯食って帰ることになるなんて」
意外そうな顔をしている彼に、含み笑いを浮かべつつ「ちょっとね」と返した。
そして、ビールと枝豆が置かれたダイニングテーブルに、お持ち帰りした牛丼をドンと置く。
「はい、牛丼。アタマの大盛りにしてもらったよ」
「ありがとう。つーか、よく知ってたな、そんな頼み方」
席についた尚くんは、またしても意外そうな顔をした。鬼頭さんのオススメを試しに尚くんにあげてみようと思ったのだけど、反応はいかがなものだろう。
「なんか、やたら嬉しそうじゃないか」
尚くんの向かいの椅子に座ると、さっそくビールで喉を潤した彼にそう言われ、はっとする。
うわ、私、今ニヤけてた? 鬼頭さんの可愛らしい一面を思い出していたからかな。気持ち悪いな、自分。
私は頬を両手で覆い、牛丼を頬張る彼を眺めつつ、今日のことをかいつまんで話す。