早熟夫婦〜本日、極甘社長の妻となりました〜
とにかく、ふたりの仲が進展しそうでとても嬉しい。鬼頭さんの想いも届くといいな。
締まりなくニンマリしていると、泉さんにバシン!と背中を叩かれる。
「いたっ!?」
「呑気な顔してないで、キョウちゃんの話もじっくり聞かせてもらうからね!?」
すでに酔っ払っているんじゃないかというくらいのテンションで言われ、そうでした、と思い出す。
根掘り葉掘り聞かれそうだ。どこまで話したらいいものか、と少々悩みつつ、「お手柔らかに……」と頭を下げた。
あれから、休憩中は私たちの電撃結婚の話題で持ちきりで、差し支えない程度は打ち明けた。
泉さんも鬼頭さんも、尚くんの気持ちには気づいていて、しかもさりげなくお尻を叩いたと言うから驚いてしまった。
そして翌日の夜、瑠莉と待ち合わせをして韓国料理店へと向かっている。本格的な韓国料理が食べられると人気で、前から行ってみようと言っていた店だ。
瑠莉にも最近のことと、結婚の報告をしたくてこうして会っているのだが、店に着くまでの間にほとんど話し終えていた。
一部始終を聞いた彼女には、安堵が混ざった嬉々とした笑顔が広がっている。
締まりなくニンマリしていると、泉さんにバシン!と背中を叩かれる。
「いたっ!?」
「呑気な顔してないで、キョウちゃんの話もじっくり聞かせてもらうからね!?」
すでに酔っ払っているんじゃないかというくらいのテンションで言われ、そうでした、と思い出す。
根掘り葉掘り聞かれそうだ。どこまで話したらいいものか、と少々悩みつつ、「お手柔らかに……」と頭を下げた。
あれから、休憩中は私たちの電撃結婚の話題で持ちきりで、差し支えない程度は打ち明けた。
泉さんも鬼頭さんも、尚くんの気持ちには気づいていて、しかもさりげなくお尻を叩いたと言うから驚いてしまった。
そして翌日の夜、瑠莉と待ち合わせをして韓国料理店へと向かっている。本格的な韓国料理が食べられると人気で、前から行ってみようと言っていた店だ。
瑠莉にも最近のことと、結婚の報告をしたくてこうして会っているのだが、店に着くまでの間にほとんど話し終えていた。
一部始終を聞いた彼女には、安堵が混ざった嬉々とした笑顔が広がっている。