早熟夫婦〜本日、極甘社長の妻となりました〜
「大丈夫、怖くない。お前の初めては、昔から全部俺がもらってきただろ?」
言葉の最後のほうはしたり顔になり、少し茶化すような調子で言った。
確かに、初めての恋も、キスも、すべて尚くんに捧げてきたし、もちろんこれからもそのつもりでいる。
「……うん。全部、あげる」
改めて覚悟を決めてそう口にすれば、彼は嬉しそうな笑みを見せたあと、獣のような男らしい表情に変わった。
まだ上がっている花火を尻目に、彼は私の手を引いて部屋へ戻る。大きなベッドにふたりで座り、甘いキスを再開した。
浴衣がはだけて露わになった肩に、腕に、尚くんは愛でるようなキスをする。
その唇が素肌の胸元に滑る頃には、浴衣はすっかり乱されてただの布と化していた。
私を優しくベッドに倒し、覆い被さる彼の瞳には情欲が溢れているのがわかる。こちらも浴衣が乱れ、逞しい胸元が覗いていて、そのセクシーさにクラクラするほど。
「キョウ……すげぇ可愛い。こんなこと、夢か妄想でしかできなかったのにな」
とても幸せそうな顔で言うから、私も嬉しくなる。なにげに正直なことを暴露しているけれど。
言葉の最後のほうはしたり顔になり、少し茶化すような調子で言った。
確かに、初めての恋も、キスも、すべて尚くんに捧げてきたし、もちろんこれからもそのつもりでいる。
「……うん。全部、あげる」
改めて覚悟を決めてそう口にすれば、彼は嬉しそうな笑みを見せたあと、獣のような男らしい表情に変わった。
まだ上がっている花火を尻目に、彼は私の手を引いて部屋へ戻る。大きなベッドにふたりで座り、甘いキスを再開した。
浴衣がはだけて露わになった肩に、腕に、尚くんは愛でるようなキスをする。
その唇が素肌の胸元に滑る頃には、浴衣はすっかり乱されてただの布と化していた。
私を優しくベッドに倒し、覆い被さる彼の瞳には情欲が溢れているのがわかる。こちらも浴衣が乱れ、逞しい胸元が覗いていて、そのセクシーさにクラクラするほど。
「キョウ……すげぇ可愛い。こんなこと、夢か妄想でしかできなかったのにな」
とても幸せそうな顔で言うから、私も嬉しくなる。なにげに正直なことを暴露しているけれど。