早熟夫婦〜本日、極甘社長の妻となりました〜
NIKKO先生も休憩しに来たのね。というか、私たちの会話、いったいどこから聞かれていたんだろう。
決してそんなに大きな声で話していなかったはずなのに……。彼、いや、彼女の地獄耳はすごい。
あんな赤裸々な会話を聞かれていたとはだいぶ恥ずかしいが、瑠莉はまったく気にした様子はなく、むしろ積極的に絡んでいく。
「ちょうどよかった! 色彩と恋愛のエキスパートであるNIKKO先生に、ひとつ質問が」
「え~なになに? な~んでも聞いてちょうだい!」
瑠莉の言葉に、先生はパッと顔を輝かせ、私の隣に意気揚々と腰を下ろした。
めちゃくちゃ乗り気ですよ……なんていい先生なんだ。これまでたくさんの恋愛をしてきたと公言しているし、男女どちらの気持ちもわかるかもしれないし、とっても頼もしい。
それはそうと、瑠莉はなにを聞こうとしているんだろう。
キョトンとしつつ、存在感ありまくりの先生と共に、彼女に注目する。
「私の友達で、引くぐらい仲がよくて同居してるんだけど恋人未満、っていう変なふたりがいるんです。男の人が手を出さないのって、その子を大切にしてるからですよね?」
決してそんなに大きな声で話していなかったはずなのに……。彼、いや、彼女の地獄耳はすごい。
あんな赤裸々な会話を聞かれていたとはだいぶ恥ずかしいが、瑠莉はまったく気にした様子はなく、むしろ積極的に絡んでいく。
「ちょうどよかった! 色彩と恋愛のエキスパートであるNIKKO先生に、ひとつ質問が」
「え~なになに? な~んでも聞いてちょうだい!」
瑠莉の言葉に、先生はパッと顔を輝かせ、私の隣に意気揚々と腰を下ろした。
めちゃくちゃ乗り気ですよ……なんていい先生なんだ。これまでたくさんの恋愛をしてきたと公言しているし、男女どちらの気持ちもわかるかもしれないし、とっても頼もしい。
それはそうと、瑠莉はなにを聞こうとしているんだろう。
キョトンとしつつ、存在感ありまくりの先生と共に、彼女に注目する。
「私の友達で、引くぐらい仲がよくて同居してるんだけど恋人未満、っていう変なふたりがいるんです。男の人が手を出さないのって、その子を大切にしてるからですよね?」