キミの声を聞かせて
1日経ち、バレンタインデー前日。私はチョコ作りの準備を始めた。
「今年は生チョコかな」
生チョコのレシピを見ながら作り始める。そんな時でも考えるのは先生のこと。先生は甘いもの苦手だろうか。チョコにしない方が良いだろうか。
「あぁもう!」
とりあえず今は友チョコ作りに集中しよう。そう思いながら手を動かす。
無我夢中で作り続け、冷蔵庫に入れるところまできた。冷えた後ココアパウダーをまぶすだけだ。友チョコはこれでほぼ完成。
『好きな子からもらえるの待ってるんだよねぇ』
先生の声がこだまする。
絶対に好きにならないと思いながらも、私の中にはいつでも先生が居た。あの資料室での告白の日からどんどん私の中で先生の存在が大きくなっていく。
「...仕方ないなぁ」
先生のトーク画面を開く。
『明日の放課後資料室で待っててください』
それだけ送りトーク画面を閉じる。
そして私はクッキーのレシピを調べ始めた。
「今年は生チョコかな」
生チョコのレシピを見ながら作り始める。そんな時でも考えるのは先生のこと。先生は甘いもの苦手だろうか。チョコにしない方が良いだろうか。
「あぁもう!」
とりあえず今は友チョコ作りに集中しよう。そう思いながら手を動かす。
無我夢中で作り続け、冷蔵庫に入れるところまできた。冷えた後ココアパウダーをまぶすだけだ。友チョコはこれでほぼ完成。
『好きな子からもらえるの待ってるんだよねぇ』
先生の声がこだまする。
絶対に好きにならないと思いながらも、私の中にはいつでも先生が居た。あの資料室での告白の日からどんどん私の中で先生の存在が大きくなっていく。
「...仕方ないなぁ」
先生のトーク画面を開く。
『明日の放課後資料室で待っててください』
それだけ送りトーク画面を閉じる。
そして私はクッキーのレシピを調べ始めた。