キミの声を聞かせて
私たちは水族館を出た。そして近くにあるイルカショーをやっているところへ行った。
「わぁ!飛んだ!」
「すごいね...」
沢山のイルカが綺麗に芸を披露する。その姿はとても可愛かった。
風磨くんも優しい目でショーを見る。
「...風磨くんはさ、どうして私のこと...その...好きになってくれたの?」
そう聞くと風磨くんは一度私の方を見た。そしてすぐにイルカの方を向き、言った。
「遠野さんの笑顔を好きになったんだ」
「笑顔?」
「遠野さんを見かけるといつでも笑ってた。どんな時でも優しい笑顔だった。そんな彼女の隣にいられたらどれだけ幸せだろうって思ったんだ」
同じクラスでもなかったのにどうして好きになってくれたのか気になっていた。その理由が私の笑顔を見てくれたということが分かって素直に嬉しかった。
「...ありがとう」
「...うん」
ショーが終わった後私たちは近くのお店に入り食事をした。そしてホテル近くまで戻ってきた。
「ちょっと時間余っちゃったね」
「あそこのデパートでお土産でも探す?」
「うん。そうしよ」
デパートに入り、売られている商品を見る。そこには沖縄らしい商品が並べられていた。
「俺これ買ってくるね」
風磨くんの手には食べ物の箱が3つある。
「うん。行ってらっしゃい」
そして風磨くんはレジへと行った。
その時ふと目に入ったのはアクセサリーショップ。沖縄まで来てアクセを見ることもないと思ったが、私はとある一つの商品に目を奪われた。
「これ...」
私はその商品を持ってレジへ行った。
「プレゼント用ですか?」
「...はい」
「それでは包装しますので少しお待ちください」
手際よく包装されていくアクセ。
「お待たせしました」
お金を払い商品を受け取る。つい勢いで買ってしまったが後悔はしていない。私はそっとバックの中にしまった。
そして風磨くんと別れた場所に戻ろうとしたその時だった。
「こっち」
「え?」
手を引かれ店の外に連れ出される。手を引いているのが誰かはすぐに分かった。私の胸がまた高鳴った。
「わぁ!飛んだ!」
「すごいね...」
沢山のイルカが綺麗に芸を披露する。その姿はとても可愛かった。
風磨くんも優しい目でショーを見る。
「...風磨くんはさ、どうして私のこと...その...好きになってくれたの?」
そう聞くと風磨くんは一度私の方を見た。そしてすぐにイルカの方を向き、言った。
「遠野さんの笑顔を好きになったんだ」
「笑顔?」
「遠野さんを見かけるといつでも笑ってた。どんな時でも優しい笑顔だった。そんな彼女の隣にいられたらどれだけ幸せだろうって思ったんだ」
同じクラスでもなかったのにどうして好きになってくれたのか気になっていた。その理由が私の笑顔を見てくれたということが分かって素直に嬉しかった。
「...ありがとう」
「...うん」
ショーが終わった後私たちは近くのお店に入り食事をした。そしてホテル近くまで戻ってきた。
「ちょっと時間余っちゃったね」
「あそこのデパートでお土産でも探す?」
「うん。そうしよ」
デパートに入り、売られている商品を見る。そこには沖縄らしい商品が並べられていた。
「俺これ買ってくるね」
風磨くんの手には食べ物の箱が3つある。
「うん。行ってらっしゃい」
そして風磨くんはレジへと行った。
その時ふと目に入ったのはアクセサリーショップ。沖縄まで来てアクセを見ることもないと思ったが、私はとある一つの商品に目を奪われた。
「これ...」
私はその商品を持ってレジへ行った。
「プレゼント用ですか?」
「...はい」
「それでは包装しますので少しお待ちください」
手際よく包装されていくアクセ。
「お待たせしました」
お金を払い商品を受け取る。つい勢いで買ってしまったが後悔はしていない。私はそっとバックの中にしまった。
そして風磨くんと別れた場所に戻ろうとしたその時だった。
「こっち」
「え?」
手を引かれ店の外に連れ出される。手を引いているのが誰かはすぐに分かった。私の胸がまた高鳴った。