キミの声を聞かせて
受験
遠野side
用事がある時だけ話す。それ以外の時は特別話したり目を合わせたりしない。先生が告白してくれた以前の関係に戻っていた。
「それじゃあこの日程で三者面談していくからな。予定合わない人いたら直接俺に言ってくれ。それじゃあ今日はこれで終わり」
放課後となり皆がそれぞれ動き始める。
「結衣はどこの大学行くの?」
佳奈が帰り支度をしながら話す。
「ここを出たくないのとお金のこと考えると国立のK大に行きたいけど偏差値高いからなぁ...」
この県の唯一の国立であるK大。行きたい気持ちはあったが、今のままでは受かりそうになかった。
「佳奈は?」
「私は上京するよー。服の勉強したいから専門学校かな」
「そうなんだ...」
他の県の大学なら通えるところはある。しかし佳奈に話した理由と何より母の母校であるK大に行きたかった。
用事がある時だけ話す。それ以外の時は特別話したり目を合わせたりしない。先生が告白してくれた以前の関係に戻っていた。
「それじゃあこの日程で三者面談していくからな。予定合わない人いたら直接俺に言ってくれ。それじゃあ今日はこれで終わり」
放課後となり皆がそれぞれ動き始める。
「結衣はどこの大学行くの?」
佳奈が帰り支度をしながら話す。
「ここを出たくないのとお金のこと考えると国立のK大に行きたいけど偏差値高いからなぁ...」
この県の唯一の国立であるK大。行きたい気持ちはあったが、今のままでは受かりそうになかった。
「佳奈は?」
「私は上京するよー。服の勉強したいから専門学校かな」
「そうなんだ...」
他の県の大学なら通えるところはある。しかし佳奈に話した理由と何より母の母校であるK大に行きたかった。