キミの声を聞かせて
私たちは本格的に受験モードに入った。塾での勉強もより力を注いだ。時には辛く、もうやめてしまいたいと思う時もあった。
しかしそんな時には必ず私の部屋の引き出しを開ける。引き出しの奥に置かれていたのはネックレス。それを見ると先生が応援してくれていると思えた。
「...私頑張ります」
引き出しを閉じ、私は再び勉強を始めた。

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