Sword of fate
そんな感じで俺達はいつものように学校へ向けて歩きながら、たわいもない話をしていた。
『で、昨日ブルーカッペット見たか?』
『おー、見た見た。アレだろ、えーっと違うかぁみたなやつ。』
『そうそう、あれマジうけるわ。』
『だよなー…んっ、雪?』
『何言ってんだよ、こんな春先に雪なんて…降ってる。』
『おかしく……………。』
『……………?』
『……………。』
『どうした。』
『……………。』
『おいっ、どうしたんだ司。』
『……………。』
『元気ですかーっ!』
『……………。』
司の様子がおかしかった。
俺のおかしさほっといてくれ。
兎に角、動かない。
まるで、電池が切れてしまったように司はピクリとも動かなくなった。
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