diary
あの頃は2人生活することに必死で、地元を離れ、給料のいい会社に僕は就職した。
君は嫌な顔1つせず、僕に付いてきてくれたね。
あの頃は言えなかったけど、君がいてくれて心強かったよ。
ありがとう。
ほどなくして、僕と君のあいだに可愛い可愛い娘が生まれた。
君は頼る人もいない新しい地で、娘を立派に育ててくれた。
不安だっただろうな。
僕はそんな君の不安に気づかず、いつも健気で一生懸命な君に甘えていた。
仕事仕事の毎日で、あまり家族との時間も作れなかった。
いや、作ろうとしなかったのかもしれない。
変わらず君を愛していたけど、我慢強い君だから、僕が何も言わなくても伝わっていると思っていたんだ。