アップルパイ



「あの時のこと覚えててくれたなんて
感激すぎるよぉぉぉぉ」



「あの時もうまかったけど、
今日もうまいな」



「本当!?!?」



つまりこれは、私は先輩の胃袋を
がっちり掴んだわけですね!!



「先輩大好きぃーー!!!!」



「っっ、いきなりなんだよ」



アップルパイを食べながら手の甲を
やはり口元に持っていった先輩


その仕草だけでなく、顔の色からも
照れているのがわかる



「先輩真っ赤だよ?」



「やけに今日は生意気だな、」



へへっと笑って先輩を見つめる


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