伝えられぬまま

篤輝くんほんとカッコイイなあ
また会えた事が嬉しすぎて頬が緩んじゃう


そして、居酒屋に着き私達は乾杯した。
篤輝くんは生、私は梅酒水割り


「あの時振りで凄い緊張するー」


「そう?俺も緊張してるけど
1回会ってるから平気かな?」


「まあ、そうだけど…緊張する笑」
緊張しすぎて私はずっと笑っていた。

そのせいで
「ん?なに?なんかついてる?」
なんて言われて…


でも、仲良くなれた気がした。
私達はお酒も入っていい気分になり
終電の時間もあることからお店を出ることにする。


お会計は向こうが多めに出してくれた。
私が嫌だったから。


「ご馳走様です♪


「いーえ♪てか払ってたけどな笑」



お釣りを受け取らなかったから私が
それを受け取り篤輝くんに渡すのに手を
伸ばすと篤輝くんは珍行動を起こした

「はい」

私は何が何だか分からず
「ん?」

「あげる、少し出してもらったし」

「いや、いいよ!!私がそういうの嫌だから
出しただけだし!」


「いや、いいよ。出してもらったし取っといて?」
篤輝くんは私がお金を少しでも出したことにより
お釣りを私にあげると言ってきた。


「あ、じゃあ半分ずつにしよ!?」


「はあ?!笑240円だろ?笑いいって」


「えぇ!!なんで?!半分に出来るよ?」


「120円じゃん笑もう取っといてって笑」
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