潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
今後は絶対にやめて下さい、とお願いすると、越智さんはゆっくり頷いて、「ああ、分かった」と返事する。
「しかし、そうなると連絡の手段が社用メールしか無くなるから、良ければ百瀬さんと番号を交換してもいいですか?」
電話番号以外にもアドレスも交換しようと提案する彼に応じ、私達はようやくお互いの名前をスマホに送信し合い、ちょっと安堵したように笑った。
「これでいつでも話ができる」
「また文字の上だけですけどね」
私が言った一言に彼が小さく頷き、でも、まだあと一週間はオフィスで顔も見れる…と付け加えた。
「俺、この一週間、結構楽しかった。時々君と目が合うと照れくさかったり、百瀬さんが楽しそうに仕事に取り組んでるのを見ると、俺もやらなきゃな…と励まされる様な気持ちになったりして」
「それを言うなら私の方も興味深くて面白かったですよ。越智さんは見かけは暗そうな雰囲気だけど、実際は仕事が出来そうだし、基本的なことは何でもこなせそうだな…と思うと、何かと任せてみたくなったり」
このまま自分のオフィスで働けば?…とそこまでは流石に言えないけど。
「しかし、そうなると連絡の手段が社用メールしか無くなるから、良ければ百瀬さんと番号を交換してもいいですか?」
電話番号以外にもアドレスも交換しようと提案する彼に応じ、私達はようやくお互いの名前をスマホに送信し合い、ちょっと安堵したように笑った。
「これでいつでも話ができる」
「また文字の上だけですけどね」
私が言った一言に彼が小さく頷き、でも、まだあと一週間はオフィスで顔も見れる…と付け加えた。
「俺、この一週間、結構楽しかった。時々君と目が合うと照れくさかったり、百瀬さんが楽しそうに仕事に取り組んでるのを見ると、俺もやらなきゃな…と励まされる様な気持ちになったりして」
「それを言うなら私の方も興味深くて面白かったですよ。越智さんは見かけは暗そうな雰囲気だけど、実際は仕事が出来そうだし、基本的なことは何でもこなせそうだな…と思うと、何かと任せてみたくなったり」
このまま自分のオフィスで働けば?…とそこまでは流石に言えないけど。