潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
こんな私があんな素敵な彼と付き合っている。
それだけでも天変地異みたいな出来事なのに、あの土曜日の夜は、それが更に際立ったみたいな感覚で……。
(日曜日の朝目覚めたらやっぱり深く落ち込んだもん。壁に掛かったワンピースが天国で、床に散らばったままの衣類は地獄に見えて……)
我ながら比喩表現が大袈裟だなと感じたが、思っても直ぐには片付けれなかった自分が嫌になり、どうしてあんな不似合いな人と付き合うことにしたんだろう…と考えた。
(私はやっぱり諺で言うところの『蓼』で、彼はそれを好き好む虫……)
そう思うとそれも何だかとても失礼な気がして、彼は蝶で、たまたま目に付いた虫が自分…という置き換え直して納得した。
(どんなに仕事を頑張ってても、プライベートがこれじゃね…)
彼には悪いけど部屋へ呼ぶのは暫く経ってからにしよう…と決め、月曜日は早々に出勤してデキる自分を装った。
彼が認めているのは仕事を頑張っている私。
そこをずっと見続けていて欲しい気持ちがあり、毎日残業するのも苦じゃなかった。
それだけでも天変地異みたいな出来事なのに、あの土曜日の夜は、それが更に際立ったみたいな感覚で……。
(日曜日の朝目覚めたらやっぱり深く落ち込んだもん。壁に掛かったワンピースが天国で、床に散らばったままの衣類は地獄に見えて……)
我ながら比喩表現が大袈裟だなと感じたが、思っても直ぐには片付けれなかった自分が嫌になり、どうしてあんな不似合いな人と付き合うことにしたんだろう…と考えた。
(私はやっぱり諺で言うところの『蓼』で、彼はそれを好き好む虫……)
そう思うとそれも何だかとても失礼な気がして、彼は蝶で、たまたま目に付いた虫が自分…という置き換え直して納得した。
(どんなに仕事を頑張ってても、プライベートがこれじゃね…)
彼には悪いけど部屋へ呼ぶのは暫く経ってからにしよう…と決め、月曜日は早々に出勤してデキる自分を装った。
彼が認めているのは仕事を頑張っている私。
そこをずっと見続けていて欲しい気持ちがあり、毎日残業するのも苦じゃなかった。