潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
キッチンのシンクには、朝食べたパンの皿が水に浸かった状態で放置されてる。
流しの上にはフルーツジュースのパックが置かれ、その横にはそれが入っていたコンビニの袋が口を開けたままの格好で放られてあった。
目線を奥へと向ければ、昨夜着ていたパジャマが床に脱ぎ捨てられていて、デスクの椅子やハンガーの上には、山積みのまま服が折り重なっている。
その隅から時間をセットした円盤型のお掃除ロボットが動き始め、私はその動きを目で追いながら激しく後悔を感じ始めた__。
(私の現実って、どうしてこんなに情けないの)
仕事だけ出来てもどうしようもない…と改めて思う。
プライベートは何も出来てない…と感じるとすごく虚しくなってきて、ポロン…と涙が溢れだした。
(こんな現実……重すぎる……)
何も出来てない自分に気づくと、つくづく嫌になってしまう。
こんな欠陥だらけの自分が、あの副社長をしている彼に相応しい訳がない。
(付き合うなんて言ったけど、こんな自分じゃやっぱり恥ずかしい。彼をこの部屋に呼ぶなんて恥だし、呼ぶ為に懸命に掃除なんてこと、私の一番の苦手…)
流しの上にはフルーツジュースのパックが置かれ、その横にはそれが入っていたコンビニの袋が口を開けたままの格好で放られてあった。
目線を奥へと向ければ、昨夜着ていたパジャマが床に脱ぎ捨てられていて、デスクの椅子やハンガーの上には、山積みのまま服が折り重なっている。
その隅から時間をセットした円盤型のお掃除ロボットが動き始め、私はその動きを目で追いながら激しく後悔を感じ始めた__。
(私の現実って、どうしてこんなに情けないの)
仕事だけ出来てもどうしようもない…と改めて思う。
プライベートは何も出来てない…と感じるとすごく虚しくなってきて、ポロン…と涙が溢れだした。
(こんな現実……重すぎる……)
何も出来てない自分に気づくと、つくづく嫌になってしまう。
こんな欠陥だらけの自分が、あの副社長をしている彼に相応しい訳がない。
(付き合うなんて言ったけど、こんな自分じゃやっぱり恥ずかしい。彼をこの部屋に呼ぶなんて恥だし、呼ぶ為に懸命に掃除なんてこと、私の一番の苦手…)