潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
「私、料理は得意じゃないので、本当に大した物は作れないんだけど…」
…と言うか、料理は本当にまるでダメ、と頭の中で言い直す。
だから、今夜も一人ならきっとコンビニの弁当とか惣菜になってた筈だし、彼と一緒だからと言って、出せるものと言えば限られてて__。
「いいよ。何でも」
彼は私に向いて答え、自分は部屋の方へと歩いていく。
遠慮なく中に入ると隅っこに置かれたお掃除ロボットを見つけ、「あ、これ俺も持ってる」と笑いながら、「便利だよな」と言ってベッドの上にお尻を着けた。
他に座る所と言えば、ラグを敷いた床しかないんだから、彼の行動は当然と言えば当然なのにドキッとして……。
サッと顔が熱くなるのを感じてキッチンへと向かう。流水で手を洗って冷蔵庫を開け、取り出したのはマザーズのレトルトパックの惣菜と冷凍のうどん。
他にも何か…と迷うけど、これがまた何を作ればいいのか、サッパリ思い浮かばない。
しみじみ自分は女子力無いな…と気落ちしてドアを閉め、彼に背中を向けたまま鍋にお湯を沸かして冷凍うどんを投入。その間、レトルトの惣菜は容器を入れ替えてレンチンした。
…と言うか、料理は本当にまるでダメ、と頭の中で言い直す。
だから、今夜も一人ならきっとコンビニの弁当とか惣菜になってた筈だし、彼と一緒だからと言って、出せるものと言えば限られてて__。
「いいよ。何でも」
彼は私に向いて答え、自分は部屋の方へと歩いていく。
遠慮なく中に入ると隅っこに置かれたお掃除ロボットを見つけ、「あ、これ俺も持ってる」と笑いながら、「便利だよな」と言ってベッドの上にお尻を着けた。
他に座る所と言えば、ラグを敷いた床しかないんだから、彼の行動は当然と言えば当然なのにドキッとして……。
サッと顔が熱くなるのを感じてキッチンへと向かう。流水で手を洗って冷蔵庫を開け、取り出したのはマザーズのレトルトパックの惣菜と冷凍のうどん。
他にも何か…と迷うけど、これがまた何を作ればいいのか、サッパリ思い浮かばない。
しみじみ自分は女子力無いな…と気落ちしてドアを閉め、彼に背中を向けたまま鍋にお湯を沸かして冷凍うどんを投入。その間、レトルトの惣菜は容器を入れ替えてレンチンした。