潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
溺愛の末に…
「研修…?」
「そう。自己啓発プロジェクトの一環としてね」
希望すれば他社の社員でも受け入れ可能です…と言ったのは、ハピネス・マザーズフードの営業推進部の部長をしている山下さんだった。
「越智さんのところには居ませんか?こいつ、鍛え直してこい!って思う様な相手が」
ニコッと微笑みながら、そういうのをいつでも引き受けてます…と教えてくる。
「鍛え直したい社員ですか?」
ワインを片手に飲みながら、少しの間考えてみた。
頭の中に、あのコーナーのことが思い浮かんだのは、その時だった。
「……俺では?」
冗談交じりで言うと、「は?」と声を上げられ、「まさか貴方が?」と笑い出されてしまう。
「ちょっとマザーズのオフィスに興味がありましてね」
潜入してみたいと言えば、そのままの風貌じゃ目立ち過ぎですよ、とアドバイスを受けた。
「顔半分くらい隠すようにしないと。そのイケメン面がバレたら、何かと困るのは越智さんでしょ」
彼女も居るでしょうに…と気を回され、要らないことまで気にする相手だ…と思ってしまった。
その会話は、半年くらい前にあった外食産業が集まるパーティーでのことだった。
いろんな相手を話をして、その中で繰り広げられた一場面だ__。
「そう。自己啓発プロジェクトの一環としてね」
希望すれば他社の社員でも受け入れ可能です…と言ったのは、ハピネス・マザーズフードの営業推進部の部長をしている山下さんだった。
「越智さんのところには居ませんか?こいつ、鍛え直してこい!って思う様な相手が」
ニコッと微笑みながら、そういうのをいつでも引き受けてます…と教えてくる。
「鍛え直したい社員ですか?」
ワインを片手に飲みながら、少しの間考えてみた。
頭の中に、あのコーナーのことが思い浮かんだのは、その時だった。
「……俺では?」
冗談交じりで言うと、「は?」と声を上げられ、「まさか貴方が?」と笑い出されてしまう。
「ちょっとマザーズのオフィスに興味がありましてね」
潜入してみたいと言えば、そのままの風貌じゃ目立ち過ぎですよ、とアドバイスを受けた。
「顔半分くらい隠すようにしないと。そのイケメン面がバレたら、何かと困るのは越智さんでしょ」
彼女も居るでしょうに…と気を回され、要らないことまで気にする相手だ…と思ってしまった。
その会話は、半年くらい前にあった外食産業が集まるパーティーでのことだった。
いろんな相手を話をして、その中で繰り広げられた一場面だ__。