潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
「な…尚行さん」
「大丈夫。俺も付いて行くから」
別に悪い人間じゃない…と言うが、どうしても緊張してくる。
ドキドキしながらあの日貰ったワンピースに袖を通す。
フラワーレースがヒラヒラと靡く物に着替えると、尚行さんはぎゅっと私を抱き竦めてきた。
「俺、こういう服着てる香純が、もっと見たい……」
甘い声で囁くもんだから余計にドキドキが増す。
そう言えば、あの夜以来三日ほど経つけど、私達はまだキス止まりの関係だ。
それなのに、彼のお祖父さんと会ってもいいんだろうか。
それってまるで、先のことを約束する様にも思えるんだけど__。
「さあ行こう」
緊張してぶっ飛んだ思考をしている私の手を取ると、彼がスマートにエスコートする。
それがとても慣れていて、やっぱり不釣り合いだな…と僅かに思ってしまったけど……。
(もう色々と気にするのはやめるんだ。自分を否定しなくてもいい…と彼が私に教えてくれたから)
自信を持って胸を張ろう。
いつもの様に、お祖父さんの前だけは、デキる自分を取り繕っておこう。
「大丈夫。俺も付いて行くから」
別に悪い人間じゃない…と言うが、どうしても緊張してくる。
ドキドキしながらあの日貰ったワンピースに袖を通す。
フラワーレースがヒラヒラと靡く物に着替えると、尚行さんはぎゅっと私を抱き竦めてきた。
「俺、こういう服着てる香純が、もっと見たい……」
甘い声で囁くもんだから余計にドキドキが増す。
そう言えば、あの夜以来三日ほど経つけど、私達はまだキス止まりの関係だ。
それなのに、彼のお祖父さんと会ってもいいんだろうか。
それってまるで、先のことを約束する様にも思えるんだけど__。
「さあ行こう」
緊張してぶっ飛んだ思考をしている私の手を取ると、彼がスマートにエスコートする。
それがとても慣れていて、やっぱり不釣り合いだな…と僅かに思ってしまったけど……。
(もう色々と気にするのはやめるんだ。自分を否定しなくてもいい…と彼が私に教えてくれたから)
自信を持って胸を張ろう。
いつもの様に、お祖父さんの前だけは、デキる自分を取り繕っておこう。