潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
私は明るくて楽しい彼と一緒にいる時間が大好きだった。
自社製品の自慢をお互いにしながら一緒に食べ合い、その感想を述べるのも好きだった。
私にとっては、仕事の延長戦でもなんでも無かった。
ただ、自分が好きな物を彼氏と一緒に味わっているだけの感覚だった。
(……でも、智司は違ってたのか…)
ボンヤリとパソコンの画面を見つめながらそんな事を思う。
月曜日の朝からオフィスは忙しくて、こんな風にぼうっとしている場合じゃなかったんだが。
(あーあ、仕事する気分にはなれないな)
流石に落ち込み、ヤル気になんてとても出ない。
土曜日も日曜日も智司に連絡したくても勇気も何も出なくて、落ち込んだまま週末を過ごした。
(あれだけキッパリと別れを告げられたんだもん。こっちもスッパリ諦めないといけないのに……)
何より二股掛けられてたんだよ?と自問しながら、そうなんだけどさ…と更に落ち込む。
(だけど、そんなに簡単にアッサリ忘れられる訳ないじゃない)
たった一年くらいの付き合いでも、私にとっては心地よい相手と出会った…と思っていた。
自社製品の自慢をお互いにしながら一緒に食べ合い、その感想を述べるのも好きだった。
私にとっては、仕事の延長戦でもなんでも無かった。
ただ、自分が好きな物を彼氏と一緒に味わっているだけの感覚だった。
(……でも、智司は違ってたのか…)
ボンヤリとパソコンの画面を見つめながらそんな事を思う。
月曜日の朝からオフィスは忙しくて、こんな風にぼうっとしている場合じゃなかったんだが。
(あーあ、仕事する気分にはなれないな)
流石に落ち込み、ヤル気になんてとても出ない。
土曜日も日曜日も智司に連絡したくても勇気も何も出なくて、落ち込んだまま週末を過ごした。
(あれだけキッパリと別れを告げられたんだもん。こっちもスッパリ諦めないといけないのに……)
何より二股掛けられてたんだよ?と自問しながら、そうなんだけどさ…と更に落ち込む。
(だけど、そんなに簡単にアッサリ忘れられる訳ないじゃない)
たった一年くらいの付き合いでも、私にとっては心地よい相手と出会った…と思っていた。