潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
「それなら、今夜はずっと一緒に居てもいいよな。
事故の処理もひと段落着いたし、今夜は俺のことを多少は労ってくれよ」
囁きながら近づいてくる唇。
それを受け止めようとして目を閉じると、あの酔っ払った日の夜と同じ温もりを思い出した。
(…ああ、そうか…)
あの日、ずっと包まれていたいと思った温かさは、この人だったんだ。
その温もりに癒されて、私は失恋から立ち直り、また仕事を頑張ろうと思えるようになった。
彼に会えて心から幸せだった…と思い返し、深まっていくキスの感触に酔いしれる。
潜入先が自分のオフィスで良かったな…とつくづく実感しながら、ぎゅっと彼の肩を抱き締め返した___。
部屋に着いた私達は、どちらが先とも言わず抱き合う。
彼の部屋にきたのは初めてだったのに、それも構わずに直ぐに寝室へと連れて行かれた。
ドサッとベッドに背中を着けられ、上から真っ直ぐ見下ろしてくる彼の熱い視線に、ようやく恥ずかしさを取り戻して、熱を帯びる頬を手の甲で隠すようにしながら目線を背けた__。
「今更だけど照れてる?…でも、もう遠慮も拒否も聞かないよ」
事故の処理もひと段落着いたし、今夜は俺のことを多少は労ってくれよ」
囁きながら近づいてくる唇。
それを受け止めようとして目を閉じると、あの酔っ払った日の夜と同じ温もりを思い出した。
(…ああ、そうか…)
あの日、ずっと包まれていたいと思った温かさは、この人だったんだ。
その温もりに癒されて、私は失恋から立ち直り、また仕事を頑張ろうと思えるようになった。
彼に会えて心から幸せだった…と思い返し、深まっていくキスの感触に酔いしれる。
潜入先が自分のオフィスで良かったな…とつくづく実感しながら、ぎゅっと彼の肩を抱き締め返した___。
部屋に着いた私達は、どちらが先とも言わず抱き合う。
彼の部屋にきたのは初めてだったのに、それも構わずに直ぐに寝室へと連れて行かれた。
ドサッとベッドに背中を着けられ、上から真っ直ぐ見下ろしてくる彼の熱い視線に、ようやく恥ずかしさを取り戻して、熱を帯びる頬を手の甲で隠すようにしながら目線を背けた__。
「今更だけど照れてる?…でも、もう遠慮も拒否も聞かないよ」