潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
首を左右に倒すとバキッと肩が鳴る。
ずっとパソコンと睨めっこを続けると、どうしても力が入ってしまう。
「お先でーす」
「えっ?」
ハッと気づくといつの間にやら退社時間が過ぎてたみたいだ。
私に泣きついてきた新人社員はこっちの忙しさなんてお構いないしで、自分はサッサと帰り支度をして部署のドアを開けようとしている。
(ちょっと、それは無いんじゃないんじゃない!?)
私に仕事を丸投げして帰るつもり!?
煩いことは言いたくないけど、私が新人の時はねぇー……
「…お…お疲れ様」
言うのも虚しくなって、溜息混じりに送り出した。
新人社員は笑みを見せてドアを閉め、浮き足立ちながら去っていく。
(あの様子なら今日はデートか)
いいな…っていうか、私にも一応彼氏はいるんだけどね。
(でも、この最近まともに顔も合わせてないけど)
相手も営業マンだし、私はこの四月から主任という立場になり、前以上に忙しくなって残業ばかりを続けているから。
(あーあ、私も彼氏に会いたいな)
ずっとパソコンと睨めっこを続けると、どうしても力が入ってしまう。
「お先でーす」
「えっ?」
ハッと気づくといつの間にやら退社時間が過ぎてたみたいだ。
私に泣きついてきた新人社員はこっちの忙しさなんてお構いないしで、自分はサッサと帰り支度をして部署のドアを開けようとしている。
(ちょっと、それは無いんじゃないんじゃない!?)
私に仕事を丸投げして帰るつもり!?
煩いことは言いたくないけど、私が新人の時はねぇー……
「…お…お疲れ様」
言うのも虚しくなって、溜息混じりに送り出した。
新人社員は笑みを見せてドアを閉め、浮き足立ちながら去っていく。
(あの様子なら今日はデートか)
いいな…っていうか、私にも一応彼氏はいるんだけどね。
(でも、この最近まともに顔も合わせてないけど)
相手も営業マンだし、私はこの四月から主任という立場になり、前以上に忙しくなって残業ばかりを続けているから。
(あーあ、私も彼氏に会いたいな)