潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
真面目に指導係を務めないと…と思うが、彼が寄ってきてあの香りを嗅ぐと、変に気持ちも揺らいでしまう。
「あの…これはですね」
説明を始めながらも胸がドキドキと鳴ってくる。
いい加減香りにも慣れないといけないのに、どうにも心臓がドギマギして変に緊張……。
「これ、我が社のホームページの一部なんですけど」
実はこのタグの中の一部を自分がずっと任されている。
それは自社で開発した商品のPRをしているページで、いろんなイベントや季節行事に合わせて商品をセレクトし、外部への発注を勧めているんだが__。
「ああ、これなら何度か見たことがあります」
「えっ!?」
さらりと情報を漏らしてくる相手を見遣り、つい声を弾ませる。
しまった…という顔つきで目を見開いた彼は直ぐにポーカーフェイスを装い、それで?と訊き返しながら、私の説明が始まるのを待った。
「あっ…えっと」
私は六月のところをクリックしてページを開く。
そこには『父の日用』とタイトルを付けたフォルダーがあり、開けると幾つかの商品が並んでいて、その一つ一つにオススメするポイントを入力していた。
「あの…これはですね」
説明を始めながらも胸がドキドキと鳴ってくる。
いい加減香りにも慣れないといけないのに、どうにも心臓がドギマギして変に緊張……。
「これ、我が社のホームページの一部なんですけど」
実はこのタグの中の一部を自分がずっと任されている。
それは自社で開発した商品のPRをしているページで、いろんなイベントや季節行事に合わせて商品をセレクトし、外部への発注を勧めているんだが__。
「ああ、これなら何度か見たことがあります」
「えっ!?」
さらりと情報を漏らしてくる相手を見遣り、つい声を弾ませる。
しまった…という顔つきで目を見開いた彼は直ぐにポーカーフェイスを装い、それで?と訊き返しながら、私の説明が始まるのを待った。
「あっ…えっと」
私は六月のところをクリックしてページを開く。
そこには『父の日用』とタイトルを付けたフォルダーがあり、開けると幾つかの商品が並んでいて、その一つ一つにオススメするポイントを入力していた。