潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
私は頼んだカフェオレに手を伸ばしてそう言った。
彼も自分のカプチーノに手を伸ばしながら、興味深そうな眼差しを向けてくる。
「実は私、どうしても謎で仕様がないんです。私みたいな地味めな女子に、どうして越智さんみたいな方が会いたいと思うようになったのかが知りたくて」
自分も彼がどういう感じの人かを知りたいなとは思った。だけど、会いたいとまでは流石に考えなかったから不思議だ。
「そうですね…」
越智さんは囁くと勿体ぶるようにカップに口を付け、前にも言ったように、どんな感じの人なのかが気になった…と伝えてくる。
「いつもメールを送ると必ずその日のうちに返信を送り返してくれていたから、律儀な人だな…と思ったのが最初です。それに、忙しいだろうに必ずその日のうちに弊社の出荷準備までしてくれて、それをまたメールできちんと伝えてきてくれる。
貴女の前任者の方はそこまでキチンとした仕事ぶりではなかったから、驚きと同時に嬉しさみたいなものを感じました。それで、きっと遅くまで残業もしてくれたであろう貴女に、少しでもホッとして貰いたくてお礼を送ろうと決めて…」
彼も自分のカプチーノに手を伸ばしながら、興味深そうな眼差しを向けてくる。
「実は私、どうしても謎で仕様がないんです。私みたいな地味めな女子に、どうして越智さんみたいな方が会いたいと思うようになったのかが知りたくて」
自分も彼がどういう感じの人かを知りたいなとは思った。だけど、会いたいとまでは流石に考えなかったから不思議だ。
「そうですね…」
越智さんは囁くと勿体ぶるようにカップに口を付け、前にも言ったように、どんな感じの人なのかが気になった…と伝えてくる。
「いつもメールを送ると必ずその日のうちに返信を送り返してくれていたから、律儀な人だな…と思ったのが最初です。それに、忙しいだろうに必ずその日のうちに弊社の出荷準備までしてくれて、それをまたメールできちんと伝えてきてくれる。
貴女の前任者の方はそこまでキチンとした仕事ぶりではなかったから、驚きと同時に嬉しさみたいなものを感じました。それで、きっと遅くまで残業もしてくれたであろう貴女に、少しでもホッとして貰いたくてお礼を送ろうと決めて…」