潜入恋愛 ~研修社員は副社長!?~
越智さんの声は落ち着いていて、何だか素直に胸の奥に響いてくる。
その落ち着いた男性の声に耳をすませながら、私は不思議とこの人のことがもっと知りたいと思い、どこか自分と似たような雰囲気を感じて、居心地の良さまで覚え始めた。
「…でも、俺は百瀬さんの好みとか何も分からないから、一般的に女性が好きそうなスイーツばかりを送らせてもらってたんですけど……」
楽しみにしていますと言われて凄く安心した、と言われ、微かに胸がキュンとした。
「私の方こそ、いつも労ってもらって本当に感謝してばかりで。気を遣わせる様なことをさせて、返ってマズかったなぁ…って、そんなことも思ったりして」
これ見よがしに残業をしていた訳じゃないので、と断ると、越智さんは大真面目な顔つきで、「分かっています!」と返事をしてくる。
「ここ二、三日の仕事ぶりかしか見てないけど、百瀬さんが仕事をとても好きで、懸命にやっているのは感じました。それに、あのホームページの作成は、自社製品をちゃんと味わっている人しか書けない内容だとも思いました」
その落ち着いた男性の声に耳をすませながら、私は不思議とこの人のことがもっと知りたいと思い、どこか自分と似たような雰囲気を感じて、居心地の良さまで覚え始めた。
「…でも、俺は百瀬さんの好みとか何も分からないから、一般的に女性が好きそうなスイーツばかりを送らせてもらってたんですけど……」
楽しみにしていますと言われて凄く安心した、と言われ、微かに胸がキュンとした。
「私の方こそ、いつも労ってもらって本当に感謝してばかりで。気を遣わせる様なことをさせて、返ってマズかったなぁ…って、そんなことも思ったりして」
これ見よがしに残業をしていた訳じゃないので、と断ると、越智さんは大真面目な顔つきで、「分かっています!」と返事をしてくる。
「ここ二、三日の仕事ぶりかしか見てないけど、百瀬さんが仕事をとても好きで、懸命にやっているのは感じました。それに、あのホームページの作成は、自社製品をちゃんと味わっている人しか書けない内容だとも思いました」