明日、桜が咲く
出会い
「おはよ〜!」
私が教室に入ると、もう机に座っていたすみれと楓が笑顔で私に手を振った。
「あやか、目の下にクマできてるよ!」
「うんうん。最近、授業中もぼーっとしてるけどなんかあった?」
やっぱりこの2人は優しいな。私でも気づけない変化にもすぐ気づいてくれる。
私は新しいお母さんが家に来た事を2人に話すことにした。
「「え!新しいお母さん?!?!」」
2人が口を揃えて私に尋ねてきた。
2人には本当のお母さんがいない事を言っている。
この2人には隠さずに何でも言える。
最初に言った時はびっくりしていたけど、
「何かあったらゆってね!」
「何でも相談に乗るからね!」
そう言ってくれた。
今、学校が楽しいと思えるのは紛れもなくこの2人のおかげだ。嬉しい事があれば一緒に喜んでくれて、辛い事があったら一緒に悩み泣いてくれる。
この2人だけは、もう大切な人は失いたくない。
またあんな思いしたくない。
大切な人を本当に大切にしよう。いつの日からかそう思うようになった。
今日の授業もあっとゆう間に終わり放課後になった。
今日、すみれは彼氏とデート。楓は塾があるらしく、私はまっすぐ家に帰る。放課後遊ばないでまっすぐ家に帰るなんていつぶりだろうか?いつも3人で遊んで帰るのが日課になってたから。
たまにはこうゆう日もあっていいかな〜と考えながら私は電車に乗った。
その時、バン!と誰かにぶつかった。
携帯を触っていた私は慌てて顔を上げ、ぶつかった人に謝った。その人が後ろを振り返った時、同じクラスの山原 笑生希だとゆう事がわかった。
山原 笑生希は陸上部に入っていて、すごく走るのが早い。この前の表彰式では100m走で全国3位で表彰されてたっけ…。勉強もできて優しくてその上イケメン。こうゆう人が王子様って言うんだろうな〜〜と考えていたら、
「こっちこそごめん。怪我ない?」
そうゆってくれた。前見てなくてぶつかったのは私なのに、謝ってくれるなんて……。
クラスでは山原くんから女子に話しかけてるのを見たことないし、私も今日、話すのが初めて。
そのせいかな、すごく全身が熱いしなんかドキドキする。山原くん、この時間帯に電車乗ってくるんだ〜。今までこんな時間に帰った事ほとんどなかったからなんかすごく新鮮だな。
そう考えながら空いている席に2人で座る。
「神井さん、いつもこの時間帯なら乗ってるの?」
「ううん、いつもは放課後遊んで帰ってるからこの時間に乗るのはほとんどないかな。でも今日は予定がなかったから、たまたまこの時間帯に乗ったの。」
「そうゆう事だったんだな。俺も今日たまたま部活が休みでさ。そーいえばどこで降りんの?」
そう聞かれたから、
「えっとね、終電だよ。」
と、答えると
「え、まじ?!俺も終電で降りるんだけど!
じゃあ、一緒に帰る?」
なんてゆうから余計に顔が熱くなった。
やばい。今、私すごいドキドキしてる。
そう思いながらも一緒に帰ろうなんて言われたら断れない。
「うん!一緒に帰ろっ!」
私はそう笑顔で返事をした。
「神井さんと話すの初めてだよな?」
「うん。私も山原くんと話すの初めてかも」
それからくだらない事を話しながら歩いていると私の家に着いた。
「あ、私家ここだから。今日は一緒に帰ってくれてありがとう。また、明日ね」
「おう。こっちこそありがとうな。また明日」
私は山原くんが見えなくなるまで手を振り続けた。
この出会いが私の人生を大きく変えた。
「おはよ〜!」
私が教室に入ると、もう机に座っていたすみれと楓が笑顔で私に手を振った。
「あやか、目の下にクマできてるよ!」
「うんうん。最近、授業中もぼーっとしてるけどなんかあった?」
やっぱりこの2人は優しいな。私でも気づけない変化にもすぐ気づいてくれる。
私は新しいお母さんが家に来た事を2人に話すことにした。
「「え!新しいお母さん?!?!」」
2人が口を揃えて私に尋ねてきた。
2人には本当のお母さんがいない事を言っている。
この2人には隠さずに何でも言える。
最初に言った時はびっくりしていたけど、
「何かあったらゆってね!」
「何でも相談に乗るからね!」
そう言ってくれた。
今、学校が楽しいと思えるのは紛れもなくこの2人のおかげだ。嬉しい事があれば一緒に喜んでくれて、辛い事があったら一緒に悩み泣いてくれる。
この2人だけは、もう大切な人は失いたくない。
またあんな思いしたくない。
大切な人を本当に大切にしよう。いつの日からかそう思うようになった。
今日の授業もあっとゆう間に終わり放課後になった。
今日、すみれは彼氏とデート。楓は塾があるらしく、私はまっすぐ家に帰る。放課後遊ばないでまっすぐ家に帰るなんていつぶりだろうか?いつも3人で遊んで帰るのが日課になってたから。
たまにはこうゆう日もあっていいかな〜と考えながら私は電車に乗った。
その時、バン!と誰かにぶつかった。
携帯を触っていた私は慌てて顔を上げ、ぶつかった人に謝った。その人が後ろを振り返った時、同じクラスの山原 笑生希だとゆう事がわかった。
山原 笑生希は陸上部に入っていて、すごく走るのが早い。この前の表彰式では100m走で全国3位で表彰されてたっけ…。勉強もできて優しくてその上イケメン。こうゆう人が王子様って言うんだろうな〜〜と考えていたら、
「こっちこそごめん。怪我ない?」
そうゆってくれた。前見てなくてぶつかったのは私なのに、謝ってくれるなんて……。
クラスでは山原くんから女子に話しかけてるのを見たことないし、私も今日、話すのが初めて。
そのせいかな、すごく全身が熱いしなんかドキドキする。山原くん、この時間帯に電車乗ってくるんだ〜。今までこんな時間に帰った事ほとんどなかったからなんかすごく新鮮だな。
そう考えながら空いている席に2人で座る。
「神井さん、いつもこの時間帯なら乗ってるの?」
「ううん、いつもは放課後遊んで帰ってるからこの時間に乗るのはほとんどないかな。でも今日は予定がなかったから、たまたまこの時間帯に乗ったの。」
「そうゆう事だったんだな。俺も今日たまたま部活が休みでさ。そーいえばどこで降りんの?」
そう聞かれたから、
「えっとね、終電だよ。」
と、答えると
「え、まじ?!俺も終電で降りるんだけど!
じゃあ、一緒に帰る?」
なんてゆうから余計に顔が熱くなった。
やばい。今、私すごいドキドキしてる。
そう思いながらも一緒に帰ろうなんて言われたら断れない。
「うん!一緒に帰ろっ!」
私はそう笑顔で返事をした。
「神井さんと話すの初めてだよな?」
「うん。私も山原くんと話すの初めてかも」
それからくだらない事を話しながら歩いていると私の家に着いた。
「あ、私家ここだから。今日は一緒に帰ってくれてありがとう。また、明日ね」
「おう。こっちこそありがとうな。また明日」
私は山原くんが見えなくなるまで手を振り続けた。
この出会いが私の人生を大きく変えた。