命令恋愛
ゲームの中の恭介があたしを攻撃してきたなんて、あり得ない。


ただの勘違い、偶然だと思われるだろう。


「とにかく、今はもうスマホのバッテリーを抜いてるんだよね?」


「うん……」


「それならもう大丈夫だから、ね?」


香菜美にそう言われて、あたしは渋々頷いたのだった。
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